という指針を決めて生きておくと楽になる。
経営者になると(ならなくとも、ではあるが)「ここだけの、儲かる話」的なニュアンスの話が、わりと頻度高めで持ちかけられるようになってくる。
このまま行くと「ここだけの、儲かる話」が運ばれ続けるベルトコンベアーが出来上がってしまう。笑
「儲かる話」とか「経営支援」とか「資産運用」とか「売上拡大」といった類の話を持ちかけていただける方々の共通項は、自分たちが儲かっていないということ。
あからさまに「知り合いにこんなすごい人がいて」的な話は、明らかに変だと気づくわけだけど、世の中には「儲かるための支援」を語る人は溢れている。
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これは例えば「成果を保証するコンサルティング」を語ることにも近しい。
「必ず売り上げが上がるコンサルティング」というのはあり得ない。
そんな方法があるのであれば、人様の支援をするのではなく自分自身で儲けようと考えるのが当たり前。
コンサルティングというのは、成果を出すための過程の支援にコミットするものであり、成果を確約するものではない。
会社が社員を雇うときに、「成果を確約しない社員はダメだ」「成果を出さなかったから即クビだ」とやっていては、人に応援してもらって中長期的に成長する企業にはならないのと同じこと。
経営者の仕事は、出来ない人でも出来るように、凡人でも売れる仕組みを作ることに他ならない。
経営者が外部の人材やコンサルタントに成果を求め始めたら、それは引退の合図。
自分の会社の成果に責任を持てず、外部に依存するような経営者は、もはや経営者とは言わない。
稼げないコンサルタントほど、信用できないものはない。
最大瞬間風速で目立つような仕事はしない
僕はYouTubeもやらないし、SNSでガンガン発信したりもしないし、露出が多い人たちと表舞台で絡むようなことも絶対にしない。
目立たない仕事で良いし、そよ風でいいから長く吹き続けるような仕事の仕方を大切にしたい。
最大瞬間風速で盛り上がった人たちの中で、その勢いを維持し続けられる人は一握り中のひとつまみ。
多くの人は刹那の勢いはどこかに消え、失速していく。一度世に出て、失速した人や消えていった人たちに対して世間は冷たい。
下駄を履いて背伸びをしないといけないような仕事の仕方はしない。僕のポリシーです。
一時的に儲かる仕事はしない。3ヶ月で終わるプロジェクトではなく、10年後も続く仕事を選ぶ
仮に一時的に儲かったとしても、必ずその反動が来る。
中長期的に儲けられる実力をつけることを優先すれば、必ずお金は後からついてくる。
短期的に終わる仕事というのは、運の前借りをしている感覚。息切れするし、無理をすること、忙しくて嫌いな仕事をして儲けるくらいなら、10年スパンの未来を見据えて長く、淡々と、ゆったりとした仕事を選ぼう。
「いま、この瞬間の勝ち逃げ」をする人がどれだけ多いことか。
10年後にバレる嘘をつくような仕事は、未来の自分への負債となり、しかもその負債は複利となって跳ね上がる。
必ずツケが回ってくる。自分が勝ち逃げするのではなく、毎回ちょい負けをするくらいがちょうど良い。
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いつも関わっていただいている皆さん、ありがとう。
儲かる話ではなくて、10年後に向けた話をください。未来を作る仕事を一緒にしよう。