「自分には売れるものがない」という考え方が足枷となる

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少し前に「起業するならどの分野?」という記事を書きました。

起業、独立をする上で最も大事なことは「最初のお客さんを作る」「そのお客さんに継続してもらう」ということです。

「自分には〇〇のスキルがある」という人でも、そのスキルにお金を払ってもらう人がいなければ、食べていくことはできません。

起業や独立をしたときには営業力が肝になります。
このブログを読んでいる人で、起業や独立をしたいけれど、と地団駄を踏んでいる人に最も必要なのは営業力です。

ここでいう営業力とは、例えば会社勤めのセールスパーソンとしての営業力とは少し意味合いが違います。

起業や独立をするとなったときに、何でお金をもらうのか。
大きく分けると「受託」と「営業代行(代理店)」のいずれかです。

受託業には、例えばHPを作れますとか、webサイトを作れますとか、あるいは僕らのようにコンサルティング業を生業にするというのもアリです。

フリーランスになるということは、ようは受託業で生業を立てるということです。

「自分には売れるものがない」からという発想は実は、起業や独立の大きな足枷になります。
別に会社員であったとしても良いのですが、「自分にはスキルも何もない」という考え方が、とても閉鎖的です。市場起点ではないのです。

何度か書いていますが、世の中の90何%の企業は中小企業です。
そしてほぼ全ての中小企業が「人手不足」に頭を悩ませているのです。

「良い人がいない」「採用できない」「採用できてもすぐ辞めてしまう」「定着しない」「人が育たない」etc..
これら全てが、ほぼ全ての中小企業に共通する悩みであり、経営課題です。

でも、一方で世の中を少し見渡せば、転職情報は溢れています。
電車広告でも、テレビでもネット広告でも、転職エージェントの情報は毎日目にするわけです。

あるいは最近だと、複業(副業)サイトの情報もたくさん目にするようになりました。
これも「複業したい人は多いけれど、複業者にお金を払う企業は少ない」という市場構造になっています。

多くの企業は「良い人が採用できない」と言いつつ、人手不足だと頭を悩ませていますが、転職したい人や副業したい人はたくさんいる。これは明らかに構造矛盾です。

なぜこのような構造矛盾が起きるのかというと、それは企業は「うちが困っていることはこれだ」というものに対して、人材側が「自分ができるスキルはこれだ」という、いわゆるスキル起点で物事を考えているからこそ起こる矛盾です。

そうではない。これから起業や独立したい人は「〇〇のスキルがある」とかないとかそういう思考ではなくて、「企業が困っていること」を軸に何ができるのかを考えることです。

自分の知り合いの中小企業や経営者の悩み事に対して、まず何ができるのか。自分自身が出来る出来ないは関係なく、まずは1つでも出来ることから提供していくのです。

そうやって1つずつ、相手のお困りごとベースで積み上げていったものこそが、市場価値です。

転職市場で年収何百万というのは、市場価値ではありません。あくまでも転職市場でのみ通用する限定的なラベルであると知りましょう。

そうではなくて、市場価値というのは、世の中全て、マーケット全てにおける自分自身のラベルのことであり、値札のことです。市場起点で考えて自分自身に値札をつける作業をしなければなりません。それが独立をして市場に出ていくということです。

今までは会社や転職市場があなたの評価を決めていましたが、自分自身の名前で大海原へ出た暁には、その価値は市場が評価します。会社や転職エージェントといった限定的なものではなく、もっと大きな視点です。

会社勤めのセールスパーソンが言うところの「営業力」と、自分で自分自身の経営をすると言う意味での営業力が全く異なると言う話は、また次の機会に書いてみます。

読んでくださって、ありがとう。

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