人材業界の地位を向上させるには?

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人材業界を愛する人たちへ」という、ニッチな人材業界についての色々を語るだけのカテゴリを作りました。

実は以前、同じようなメディアを立ち上げてみたことがあるのですが、タイミングを逸してクローズしてしまったので、改めて今回は1つのメディアではなく、あくまでもブログのカテゴリーとして作ってみたというのが背景です。

僕自身がHR業界にどっぷりと浸かっていたこともありますが、外に出てみると業界構造の歪みがよく見えますし、そしてスモール事業として人材紹介業をやってみたり、それこそ今は「副業・兼業」というようなフリーランスや複業の市場もどんどんと大きくなっている。

たとえばITやWebに特化したフリーランスのマッチング業というのも数え切れないくらいの事業者がいて、それが「地方副業」や「移住」や「大企業での複業」から「プロ人材」や「業界の専門家」をマッチング提案すると言った、様々なカテゴリが存在して事業者はもう有象無象にいるわけで。

ここでその人材業に「これでもう決定打」というような事業者が居ないというのもまた、市場拡大期の特徴なんだと思っている中で、例えばネット生保の「ライフネット生命保険」のような決定打になるような、そんな事業者が現れてくれれば面白いなと個人的には思っています。

僕自身が、あるいはフラクタル自身がそういった事業をやるつもりはないのですが、ここまで人材事業に携わっている中で僕自身が感じたこと、考えたことを発信するのは一つ、業界に携わってきた人間としてやろう!と思ったのでこうして書いているわけです。

今は誰でも個人で情報発信ができ、自宅で仕事ができる時代

平成の終わりから令和(という和暦を使用するのは好きではないのですが便宜上)の時代にかけて、「働き方改革」なるものが大企業から順番に実施され、働き方がガラッと変わっていきました。

コロナによってリモートワーク、在宅ワークの促進もありつつ、何よりもインターネットとスマホの台頭によって、個人が誰でも手軽に情報発信をしながら、自宅で簡単に仕事ができるようになってきた。

これは言い換えると、市場に有象無象の情報と、仕事の受発注が存在することになり、企業も個人もより情報リテラシーが求められ、かつ、いかに「質の高い情報を持っている人に繋がっているか」ということが価値である時代です。

人材業界というのは基本的に「企業と個人」もしくは「仕事(役割)と人」をマッチングする、需要と共有のバランスで成り立っている構造ですから、世の中の変化がダイレクトに反映される市場の1つと言えるわけです。

人材業界の地位を向上させたい

例えば人材紹介会社を活用したことがある経営者や採用担当(人事)であれば、いかに紹介会社の法人営業担当がショボいか・・ということを痛感しているはずです。

何度説明しても会社について、事業について、業務について理解してくれないし、伝わらない。

それもそのはず。エージェントというのは業務を理解せずとも成り立つ市場であるし、人材紹介事業の構造上、数の理論で事業が設計されている(ようは100人の候補者を提案すればOK)わけなので、業務を理解する必要もなく、極端に言えばむしろ業務を詳細に理解しない方が儲かる事業、ということになってしまっている。

なので人材業界の会社というのは「営業力だけ」とか「迷惑なテレアポ」といったイメージがついてしまっていて、業界出身の営業担当は「決められた営業以外は何もできない」と思われることも多い。

僕自身は人材紹介の営業を経験していたわけではありませんが、HR業界に関わっている多数の人たちのキャリアにも貢献したいと思うし、エージェントと永遠に噛み合わない企業の助けにもなりたいし、そして何よりも人事企画を営む事業者側へのメスを入れたい。

ようは業界の地位を向上させたいと思っています。せっかく関わったわけですから。

ということで、このブログカテゴリーのテーマが決まりました。

それは「人材(HR)業界の地位を向上させる」ために必要な情報を発信する、です。

業界の偏差値を上げていくために、僕の知恵を注ぎたいと思います。

ということで、これから時折更新するこのブログも読んでもらえれば幸いです。

 

PS)
カテゴリーのネーミングは、僕の尊敬する文筆家の千田琢哉氏のブログから頂戴しました。
いまはもう知っている人はあまりいないんだろうなあ。(ちょっと寂しい)

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