「個の時代」が来るとはどういうことか

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「個の時代」が来ると叫ばれて久しい。

言われている「個の時代」とはどういうものなのだろうか。

勘違いしてはいけないのは、「個の時代」=「個人で稼ぐ時代」というのではないということ。

一般的に言われている個の時代とは、

・誰しもネットで自由に物事を発信することができるようになった
・個人で稼ぐことも簡単になった。だから会社に属さずに、それぞれが自由に個々人で、ありたいように生きていこう

というもの。大枠は間違っていないと思うけれど、大事な前提条件が抜けてはいけない。

個の時代が進むというのは、つまり旧来型の「年功序列型の社会」が崩れるというもの。
なぜかというと、企業を主語にした際には、優秀な個人を外からどんどん集めて仕事を進められるようになるため、正社員で採用し〜育成し〜雇用し続けるということがコスト以外の何物でもなくなったからだ。

年功序列・終身雇用の崩壊!を声高に叫ぶ人たちは、実はそれを唱える人たちにとって都合が良いから、という前提は忘れてはいけない。
実際にあなたの身の回りで、年功序列・終身雇用が崩れたからと言って職を失った人はどのくらいいるだろうか?ほぼいないはず。(あるいはいたとしても限定条件なのではないだろうか)

実は個の時代が進むと、リスクになるのは「ずっと給料が上がらないまま、やりたい仕事もできないまま、会社に飼い殺しにされ続ける」ということ。昔であれば放っておいても毎年少しずつ給料が上がっていったので、社員の人たちも人生設計がしやすかった。

30歳までには結婚して、35歳までには子供を産んで郊外にローンで家を買って、というふうに。

でも、いまは30歳になろうが40歳になろうが、給料は大して上がらない。
優秀な社員であれば、40歳になるまでに独立して稼ぐことができるようになるが、そうじゃないサラリーマンの人たちは、20代と大して変わらない給料のままで40代を迎える。

それが個の時代の「ビジネス戦闘力が上がらないサラリーマン」であり続けることのリスクだと思う。

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経営リソースのアップデート

大企業であれば、主力の事業が衰退することは多々ある。
実際にシャープという日本を代表する企業は経営破綻をしたし、航空会社だってそう。コロナは関係ないよ。東芝という会社も解体寸前なのであと数年で・・

別にその会社に勤めている人たちが優秀じゃないわけではない。
ただ、環境構造上の問題で、ビジネス的な戦闘力が上がらないが故に、市場価値が飽和しちゃっているということ。

日本を代表する大企業ですらそういう状況。主力の事業が衰退すると、別の(全く関係ない)事業や子会社への転籍だって、これからますます増えてくるのは間違いない。だって今まで日本の基幹産業だった各種の製造業は、もう飽和しちゃっているわけだから。マクロで見ると、ということ。

であれば地方の中小企業は・・?ますます大変なことになる。

経営的には、経営者がちゃんとアンテナを張り続けることができる人であれば、外から優秀なリソースをアサインすることができるので、仕事は回っていくし進んでいく。むしろ正社員にこだわらなくなった会社から順番に、業績が良くなっていくのは間違いない。

なぜか。何度も言うが、採用コスト〜育成コストをかける必要がなく、業務委託ベースでちゃんと実行力のある人や会社に業務を依頼すれば、従来の何倍ものスピードと効率で物事は進んでいくのだから。

今はまだ「副業」とか言うマジックワードにボヤかされているが、あと数年もしないうちに「仕事の根幹は、外部の人に依頼するものだ」という当たり前がマーケット基準になる。副業者の活用とかそう言う単純な話じゃないよ。

個人の側を主語にすると、マーケットに出て稼げるようになる人は「個人で稼ぐ」なんて思っていないし、そう言うことではない。

従来の「社員同士がチームとしてパフォーマンスを最大化する」時代から、「マーケット全体でビジネス戦闘力が高い人同士がアセットを最大化する」時代になったと言うこと。

「チームで最大化」が、成約条件ありから、成約条件なしになった、ということ。

だからこそ本当に強固なつながり、ネットワークは大事だし、昔から知っている友人ではなく、ビジネスやプロジェクトを通して出会った人たちは財産になる。一度繋がれば、それらはweak ties(弱い繋がり)となり貴重なネットワークになる。

フラクタルが提供したい価値の1つがそこにある。拡大したいわけではなくて、ちゃんと信頼関係ベースで一歩ずつ、進んで行きたいということです。

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