コロナ禍と経済の考え方

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ひとつ今回は「コロナと経済の考え方」という内容でブログを書いてみたいと思います。

2020年の2月頃から、日本では一気にコロナの影響が出始めたと記憶しています。
ちょうど僕自身が勤めている会社で大阪→東京に異動をするという話を正式に受け、担当している顧問先の企業をどう引き継ぐか?ということを考え始めていた時でした。

担当しているクライアントの中で特に製造業の中堅規模の企業が、一気にサプライチェーンが凍結し、致死的なダメージを受けているという話を聞いたのはちょうど2020年の3月〜4月にかけてのことだったと記憶しています。
まさか、今の時代でここまでの大きな環境変化が起ころうとは、誰も想像していなかった出来事だと思います。

あれから1年半ほど経ちましたが、「アフターコロナの世界」という言葉が経済界には溢れたものの、言われてきたその「アフターコロナ」という世界は全く訪れず、2021年8月現在も現在進行形で「コロナing」の世界です。

「コロナ禍における経営の考え方」「コロナ禍における副業時代の到来」といったバズワードは多く生み出されましたが、それらの言葉を生み出した人たちは儲かった一方で、まだまだ日本全体で見ると受けたダメージを回復した試乗というのは、IT業界以外ではほとんど見当たらないという状況です。

コロナ禍の真っ盛りに立ち上げたフラクタル

弊社フラクタルの正式な立ち上げは2020年12月。コロナ禍も真っ盛りの真っ盛り中です。

僕自身が多くの人に「会社を立ち上げたよ」と大きく触れ回ったことはありませんが、おそらく僕の会社設立を知っている人たちの中には「え?正気かよ」と思った人も少なからず存在するはずです。

それでも僕には、確信がありました。コロナ禍の影響はゼロとは言わないけれど、僕たちがやっていく分については大丈夫であろうと。

フラクタル立ち上げの話は、立ち上げメンバー3名(僕ともう2名)とで2020年の夏〜秋頃にかけて話をしていました。

元々は有志の会として定期的にビジネスミーティングを重ねる関係性の3名だったのですが、僕自身が個人事業主的に活動をしている話が、メンバーとの会話のトピックの1つとして面白がってもらえたこと。

あとは、僕自身が一人で活動をする中では少し満腹感を感じていたこともあり、出来れば今後も一緒にやっていきたいメンバーと共に活動をしたいと思っており、また僕自身が大阪から東京に居を移してきたこともきっかけで、ご縁を紡いでいく中でいただく仕事は1人では抱えきれなくなることは目に見えていたことも、会社を作ろうと思えた要因の1つです。

立ち上げメンバーの後の2名も、すでに会社を持っている人、立ち上げた経験のある人なので、僕よりも何倍も会社設立の面白さと難しさを知っている人たちなわけです。

そんな彼らが、僕と一緒にやってくれると言ってくれるわけですから、一緒に何かをやりたいと思っている僕にとってはこれ以上ない嬉しい話なわけで。
これは彼らには直接言葉にしたことはありませんが(このブログを読んでくれると思っている)、フラクタルのエンジンは僕以外の2名です。

僕自身に「こうしたい」という願望を抱かせてくれるのは、僕以上に「会社を大きくしたい」「世の中に自分らを知ってもらいたい」という願望を持っている人がいるから。

僕自身が「人とのご縁を大事にしていきたい」と思えるのは、僕以上に人との出会いを大切に紡ぎ、愛を持った仕事をしたいと本気で思っている人がいるから。

僕は彼らが思っている以上に彼らの影響を受けていて、そして今まで蓄えてきたいろんな思考や想いが有機反応し、今のフラクタルが成り立っているのです。

お陰様で関わるメンバーもそこからさらに数人増え、新たなクライアントにも恵まれ、一歩ずつ、でも着実に(そして当初思い描いていたよりもずっと早く)前に進んでいる今です。

マクロ環境を知ることは大事、でも自分たちの足元は関係ない

話が少しそれましたが、コロナ禍で産声を上げた弊社フラクタルは、2021年の9月末で1期目を終えます。
このブログを綴っているのが2021年8月12日なので、あと1月半後には、1期目を終え新たな2期目が始まることとなります。

話を戻してコロナ禍における経済の考え方についてです。

まず、前提としての僕自身の考え方として、「余程の大企業でなければ、マクロ環境は関係ない」「世の中の動向や海外進出の前に、まず足元に1億人の市場がある」「足元を進めていく分にはマクロ環境に影響されない」というものがあります。

「不景気だから」とか「国の政策が・・」というのは、経営者には関係ない。

「関係ない」というよりも、それらを受けて舵取りをしていくことが経営者に求められることであり、自分たちの足元を積み上げていくことから着実に始めようよ、というのが僕自身の経営の考え方です。

もちろん、マクロ環境を知るだとか、グローバルの中で日本がどこを向いているのかということを知ることは大切です。「大切ではない」と言っているわけではありません。

ですが、たかが売り上げ規模数億円の会社が「海外進出」という話をするのも、売上基盤を特定の顧客や市場に依存してきた中で環境変化のダメージを受けて初めて騒ぐというのも、少し話が違うのではないか?という話です。

ここ数十年の日本の中で、

・日本国の人口は減り続けている。それはつまり消費市場が右肩下がりだということ
・つまりは市場のパイを奪い続けているということ
・製造業はしんどい。モノづくりでグローバルに勝ち続けるのは無理
・サービス化が勝負。付加価値で勝負しなければ厳しい

・毎朝の通勤自体に意味はない、移動時間は価値を生まない
・リモートで完結できる業務もたくさんある
・社内会議だけを行なっている大企業はいずれ死ぬ。その主を担う管理職は価値がない
・特に若い世代はお金が限られているため、不要な消費は行わない
・若い世代(デジタルネイティブ世代)を走りにIT化への対応が求められる一方で、お金を持っている高齢者はIT化とは真逆の場所にいる
・日本国の中でグローバルで優位に立つことができる市場はコンテンツ
・今ある市場で具体的には「IT業界」と「観光業界」の2つ以外はオワコン
・デジタルネイティブ世代はPCを使わず、スマホやタブレットのみで生活を送る
・経営的には事業依存度を分散させる「知の探索」がマスト(※「両利きの経営」)

といったことは、当たり前の話であり、それを指摘されて今更「DX化が重要」だとか「オンラインへ移行」だとか「事業再構築を行おう」というのは、何周前の議論なのか?という話です。

それらを考え実行してこなかったのであれば、それは経営者の怠慢です。

あなたがもし経営者であり過去にそれらを放棄していたのであれば、あなたの怠慢であったと事実を認めることから話は始まります。

「コロナによって改めて通勤時間に意味はないと知った」とよく言われますが、逆にそれまで知らなかったのか?という話です。考えたことがなかったのでしょうか?それとも「そういうものだ」と思考停止状態になっていたのでしょうか。

そうなのであれば、もちろんあなたの責任です。

コロナによる経済インパクトは、確かに大きなものでした。
リーマンショックの時とはことなり、物理的なウイルスにより人の生死に影響し、経済活動のみならずあらゆる人類の活動に制限がかかった。

でも、2021年夏の現在では、世界ではコロナ禍の影響を抜け以前の生活に戻っている国や地域も存在しますし、日本でも影響は大けれど、あなたの周りの会社は経済活動を行なっているのではありませんか?

上で書いたようなことはまだまだ序の口、当たり前の常識の数分の一の原則ですが、それら全てを踏まえたうえで「まずは足元から積み上げていく分にはマクロ環境は関係ない」と僕は考えます。

 

なかなか厳しいことばかりを並べて書いてしまいました。

痛かったみなさん、すみません。悪意も他意もありません。

上のように書いたものの、実際にそれらを実行できている人はほとんどいません。
確かにあなただけの責任ではなく、周りの環境要因も、日本という市場特性もあります。

弊社の仕事は「じゃあ、どうすれば良いのか?」という経営者や企業と共に次の一手を一緒に生み出していくことですが、僕自身はやっぱり日々の学びと実践に勝ることはないのではないかと考えています。

経営者こそ、誰よりも勉強すべきです。学ぶべきことはたくさんあります。

「銃・病原菌・鉄」という素晴らしい本に書いている通り、環境が全てを決めるのです。
正確には「環境に適応できたものが勝つ」ということが、人類の歴史を紐解き描かれています。

環境に適応するには、運任せにするのではなく、日々の学びです。
そしてその学びを実践に生かすのもまた、学びであり知性なのです。

このブログでは僕自身の学びと気づきを、コツコツと発信していきます。

10年後に見える景色が楽しみですね。
今このブログを読んでくださっている方と、共に咲きたいです。

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