という仰々しいタイトルをつけてみましたが、今後「起業する」というハードルはどんどん下がり、そしてビジネスパーソンにとって「当たり前」になっていく時代が来るのではないかと思っています。
昭和の時代、そして平成の初期までも「一度就職した会社を定年まで勤め上げる」ということが当たり前の時代がありましたが、そこからリクルートという会社が「転職するのが当たり前」という価値観と市場をそこに作り出し、新たなビジネスを生み出しました。
平成〜令和の時代のビジネスパーソンにとっては「転職するのが当たり前」という価値観で、今の時代に新卒で就職活動をしている学生は「転職前提で最初の会社を探す」という価値観が大半です。実際に2017年新卒の僕ですら「転職を前提とした就職活動」をしていたわけですから。
そしてこれから、間違いなく「複業するのが当たり前」の時代が到来し、あっという間に「起業するのが当たり前」という時代がやってきます。
「え、まだ副業してないの?大丈夫?」という会話が社内で行われるようになる時代があと数年で必ず到来します。
今年の初めに保険大手の三井住友海上の、管理職になるには出向や副業経験を前提にする、という記事が掲載され業界を賑わせました。これからまさしく「昇進のためには、市場で闘った経験がある人」という条件が必須になってきます。
フラクタル的な”クラウド経営”が当たり前になる未来
今後、フラクタル的な企業スタイルはまず間違いなく増えていくと予言します。
1、大企業に勤める人の副業(複業)が加速
2、全員じゃないが何割かは、複業がハマる(本業を超える)人が出てくる
3、大学時代や会社の知り合いなどとチームを組んで、PJベースで仕事を増やしていく
4、独立開業をする人が出てくる。といっても個人事業主の集まりのようにミニマムな組織形態から始まり、少しずつ拡大していく
という流れです。
ビジネス界隈で有名なのは「年収チャンネル」という有名なYouTubeチャンネルを運営するStockSun(ストックサン)株式会社ですが、社長の株元さんが推しているフリーランスモデルもさることながら、僕が思うに大企業や優秀なベンチャー企業に勤める人たちの「複業による起業」や「複業のチーム組成」が広がっていくはずです。
上の流れはまさしく僕やフラクタルが辿った軌跡で、ステップ5として一緒に関わるメンバーなどから「ステップ1〜4を体現」し新たな起業が派生していく、というまさしく拡大・縮小の関係(=フラクタル)が広がっていくことが僕の理想であり、このブログでも今に至るヒントや考え方を書いていきます。
上の流れは副業(複業)をする個人を主語に考えましたが、もちろん外部の人材を活用する法人企業を主語にした際にも「雇用以外で人材を活用する」「自社の事業推進を外部の優秀で馬力のある人と進める」という経営スタイルが一般的になっていくことは間違いありません。
経営者が考えるべき「ひと・もの・金・情報」といったリソース集めと分配は、より効率的に行わなければ淘汰されてしまう時代にあるのです。
ブログのカテゴリとして「起業の心得」というものを作り、そこに少しずつ書いていく方針で考えていますので、長い目でお付き合いしてもらえると嬉しいです。