何かをし始めようとしている周りの人たちに向けたメッセージ

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「絶対にやりたくないこと」は何か?
という記事の中で書いた、僕自身が事業をする上でやりたくないと思っていることについて、1つずつ深掘りしてみようと思います。

まず、僕自身が事業を始める上で考えていたことは、在庫を持たない事業モデルをしようということでした。

サラリーマンとして多くのモノを作る企業に携わってきましたけれども、事業がしんどくなるのは「キャッシュフローが回らなくなるから」というほぼこの1点に尽きるわけです。

事業が傾き会社が倒産するということは、赤字になるということではありません。
いくら赤字でも倒産しない企業というのは世の中に結構な数存在します。

企業は赤字になって倒産するわけではなくて、キャッシュフローが回らなくなるから倒産するのです。

キャッシュフローが回らなくなるということはつまり「収入<支出」という状態になり、手持ちのキャッシュが尽きるまでその状態が続くということです。

つまりは原理的に考えると、支出が少なければキャッシュフローは回るわけですから、「収入を増やす」こと以上にいかに「支出を減らせるか」が事業のポイントになる。

支出を減らすということはつまり、固定費を上げないということです。

昔は事業をしたり起業をするというと、まず最初にドカンと借入をしてオフィスと機材を買って何かを作って売りに行く、という事業モデルが多かった。

今の時代はインターネットであらゆるサービスを届けることができる時代ですから、オフィスや人件費や機材代といった固定費を極限まで減らすことができるようになるわけです。

事業を興す前に考えていたこと

27歳になりました!ありがとう。何かをし始めようとしている周りの人たちに向けたメッセージ

僕は今29歳ですが、2年前の27歳の時に書いたブログ記事の中で「本気で事業を成功させようと思うのであれば、考えておきたいポイント」として以下のようなことを書いていました。

・出来る限りコストを抑える(要は固定費を極限まで下げる)
・高い家賃やオフィスなんてもってのほか。なんならオフィスも家賃もなくていい
・初期投資なんてするな。初期投資用の資金を0から事業で作り、軍資金ができて初めて事業投資をするくらいでちょうどいい
・スモールにスモールのスモールスタートで良い。「大きく始めないと大きくならない」は信じるな。スモールで初めて雪だるま式に大きくすることを考える
・若い人ほど、自分の生活収支をちゃんと考えよう
・可能であれば企業勤めをしながらサイドビジネスを展開するが吉。本格化した時にはすでにお客さんがいる状態にする

僕はこの数年間、全く同じことを変わらずに考え続けていたのだと、思い返すと怖いくらいに今のフラクタルの原型へとつながっています。

限りなく固定費を下げることを考えて、フラクタルは事業を少しずつ大きくしてきました。

やっぱり何かしらの在庫を抱えるということは、事業が大きくなるまではしたくない。在庫を持つということは、

・在庫を仕入れるコスト
・在庫を運ぶコスト
・在庫を所有するコスト

を抱える必要があります。要は在庫が売れ抜けるまでは全てコストなわけですし、「売れなかったらどうしよう・・」という気持ちを抱えているだけで精神衛生に悪影響が出ます。

仮にクレームや返品となった際は二重に負担がかかるわけですから、それを考えるとまずは固定費ゼロのスモールビジネスを考えるが吉です。

長くなったので一旦今回の記事はここまで。

冒頭の記事に書いている「やりたくないこと」をベースに、もう少しだけ続きを書いてみたいと思います。今回も読んでくださってありがとう。

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